蜜蜂と遠雷

劇場公開日:

蜜蜂と遠雷

解説

直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸の同名小説を、松岡茉優、松坂桃李、「レディ・プレイヤー1」の森崎ウィンら共演で実写映画化。ピアノの天才たちが集う芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選会に参加する若き4人のピアニストたち。母の死をきっかけにピアノが弾けなくなったかつての天才少女・栄伝亜夜は、7年の時を経て再びコンクールへの出場を決意する。音大出身だが現在は楽器店で働くコンクール年齢制限ギリギリの高島明石は、家族の応援を背に最後の挑戦に臨む。名門ジュリアード音楽院在籍中で完璧な演奏技術と感性を併せ持つマサル・C・レビ=アナトールは、優勝候補として注目されている。そして、パリで行われたオーディションに突如現れた謎の少年・風間塵は、先ごろ亡くなった世界最高峰のピアニストからの「推薦状」を持っており、そのすさまじい演奏で見る者すべてを圧倒していく。熱い戦いの中で互いに刺激しあい、それぞれ葛藤しながらも成長していく4人だったが……。松岡が亜夜を演じるほか、松坂桃李が明石、森崎がマサルに扮し、映画初出演の新星・鈴鹿央士が塵に抜てきされた。監督・脚本は「愚行録」の石川慶。

2019年製作/119分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2019年10月4日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第43回 日本アカデミー賞(2020年)

ノミネート

最優秀作品賞  
最優秀主演女優賞 松岡茉優
新人俳優賞 鈴鹿央士
新人俳優賞 森崎ウィン
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(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

映画レビュー

3.5映画化って時点で仕方がありませんね。

2019年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

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共感した! 2件)
猿田猿太郎

3.5偉大な原作に挑んだ作り手に敬意

2020年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

恩田陸氏の原作があまりにも傑作のため、映画化と聞いた際には「なんと無謀な!」と思ったが、とにもかくにも作り手たちに祝福の喝さいをおくりたい。
ピアノ経験のある松岡茉優は、きっと現場でのたうち回るほど悪戦苦闘したはずだし、松坂桃李をはじめとする他キャストも然り。膨大なページ数を誇った原作をまとめ上げたのだから、多少ダイジェスト感は否めなかったし、石川慶監督であればもっと出来たはずという思いもあるが、音楽の波にどっぷりと浸かることのできる119分であることは保証する。

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共感した! 5件)
大塚史貴

5.0天才から見える世界

2019年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

天才とはどんな生き物であるのか、凡人の我々にこうもわかりやすく理解させてくれる作品はなかなかないのではないか。天才ピアニストたちの音楽がどこからやって来て、どんな世界とつながっているのか、彼ら・彼女らが観ている地平を凡人にも見せてくれる。「天才たちの見える世界」という、普段体験できない世界を見せてくれるという点で、平凡なファンタジー映画よりもよほど未知の体験を与えてくれる作品だ。海の向こうに見える遠雷に天才たちは何を見たのか。映像でそれをわからせる手腕が見事。
主要な役者はみな素晴らしいが、やはり新人の鈴鹿央士の存在感が素晴らしい。本当にこんな生まれながらの天才に見える少年がいることに驚いた。石川監督の役者を見抜く力を実感した。今年最も心を揺さぶられた日本映画の一本だった。

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共感した! 29件)
杉本穂高

3.0作者は、才能というのは「続けられる」ことで、 あらゆる仕事に共通し、 ある種の鈍感さ、しぶとさを持った人が才能のある人だと思ったという。

2024年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

動画配信で映画「蜜蜂と遠雷」を見た。

2019年製作/119分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2019年10月4日

松岡茉優
松坂桃李
森崎ウィン
鈴鹿央士
臼田あさ美
福島リラ
眞島秀和
片桐はいり
光石研
平田満
鹿賀丈史
斉藤由貴

『蜜蜂と遠雷』は恩田陸の小説。
小説の中では「才能とは何か」を問うているらしい。

日本で行われる世界的なピアノコンクールに出場する音楽家たちを描く。
劇中では実際に超一流のピアニストが演奏しているらしい。

元・天才ピアノ少女の亜夜(松岡茉優)は
13歳のとき母の突然の死でショックでピアノが弾けなくなった。

マサル(森崎ウィン)は劇中ではオーケストラの指揮者(鹿賀丈史)と対立する。

塵(鈴鹿央士)は養蜂家の父と旅を続けている。そのため自宅にピアノはない。

高島明石(松坂桃李)は楽器店勤務のサラリーマンで妻子がいる。
音楽の専業者だけではない生活者の音楽があるとの思いがある。

亜夜の母親は生前に言った。

遠くで鳴る雷も雨の音も鳥の鳴き声も音楽に聞こえる。
世界は音楽でも満ちている。
その音楽を亜夜が鳴らしてほしいと。

作者は、才能というのは「続けられる」ことで、
あらゆる仕事に共通し、
ある種の鈍感さ、しぶとさを持った人が才能のある人だと思ったという。

個人的には森崎ウィン、
脇役ではあるが平田満、鹿賀丈史、斉藤由貴の存在感を感じた映画だった。

満足度は5点満点で3点☆☆☆です。

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ドン・チャック